PremierZは「いつ」「誰が」「どこで」「何を行ったか」を一元管理するフィールドワーク管理システムです。
一度に複数の業務場所で複数の人が動くような業態のシステム化に活用できます。
PremierΖは株式会社ゼンクが開発した国産のオープンソースソフトウェアです。無料でお使い頂けます。
フィールドワークにPremierZ
機器設置や現地調査といったフィールドワーク。1か所2か所、1人2人なら管理も楽ですが、作業拠点数や作業人数が増えると管理に掛かる手間は大きくなります。
そんなフィールドワークのお供にPremierZはいかがでしょうか?

PremierZの使い方
PremierZの使い方は簡単!
作業日前
web画面から作業者や作業の情報を登録(大まかな流れは下のスライドのようになります)
作業当日
現場からはモバイル端末で報告(web画面からも可能です)


管理者はweb画面から状況確認(モバイル端末からも可能です)

作業後
採算の確認や勤務表の出力も可能 (図をクリックすると、大きな画像で見られます)
PremierZの機能概要
PremierZの主な機能は下図のように構成されています

- ユーザーサイト(PC)
- web画面から拠点やユーザーといった各種マスターや作業の管理を行います。
- ユーザーサイト(モバイル)
- モバイル端末から現場からの報告や、作業状況の確認を行います。
- 管理サイト
- システムの管理(カスタマイズ)や、ログの管理を行います。
- cron登録シェル
- 報告の遅延を監視し、遅延が有れば作業者にメールを送信します。
- サーバー側
- CentOS 5.3以降
- Apache 2.2
- MySQL 5.5
- PHP 5.3 以降
- SSL
- Smarty
- PHPMailer
- tcpdf
- pear
- phpexcel
- クライアント側ブラウザ
Google Chrome、FireFoxについては、最近のものであれば動作します。
IE8->動作はしますが、レイアウトが崩れますのでおすすめしません。
IE9->動作しますがおすすめしません。
その他->特に動作検証はしていません。
※IE8/9はCSS3への対応が悪く、思わぬ動作不良を招きかねない為おすすめしていませんが、一通りの動作確認はしています。
動作環境
ダウンロード
ソースファイルはこちらからダウンロードできます。
ダウンロードセットアップメモ
基本的なセットアップ
以下の情報を参照してください。
setup_doc
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 | ■■PremierZセットアップ手順■■ 1. 基盤準備 OS・・・Linux Webサーバ・・・Apache2 DBサーバ・・・Mysql5系 PHP実行環境・・・PHP5.3以上 php-devel php-mbstring php-mysql php-gd php-mcrypt php-xml php-pdo php-pearをインストール ※リポジトリによってはphp53~というパッケージ名になります。 ※Webサーバ上にPHP実行環境が必要となります。 ※WebサーバとDBサーバは別ノードでも構いません。 ※WebサーバとDBサーバは文字コードをともにUTF-8にして下さい。 ※基本的にSSL(https)を使用します。SSLを使用しない場合は、phpモジュールのカスタマイズが必要となります。 (libディレクトリのIndividualStaticValue.php内にあるURI_SCHEMEをhttpに変更します。) 1-1. Apache設定 /etc/httpd/conf.dにzp.conf(ファイル名はzpでなくても良い)を作成し、以下を記述 ServerName localhost:80 DirectoryIndex index.html index.html.var index.php AddType application/x-httpd-php .php ServerSignature Off Options FollowSymLinks ServerTokens Prod 1-2. MySQL設定 /etc/my.cnfに以下を追記 ・セクションごと追記 [mysql] default-character-set=utf8 ・[mysqld]セクションに追記 character-set-server=utf8 1-3. PHP設定 /etc/php.dにzp.ini(ファイル名はzpでなくても良い)ファイルを作成し、以下の内容を記載する。 precision = 14 output_buffering = 4096 expose_php = Off display_errors = Off log_errors = On register_long_arrays = Off register_argc_argv = Off magic_quotes_gpc = Off include_path = ".:/usr/share/pear/:[※プログラムを配置するディレクトリ]" allow_url_fopen = Off mbstring.internal_encoding = UTF-8 mbstring.http_input = UTF-8 mbstring.http_output = UTF-8 mbstring.encoding_translation = Off error_reporting = ※クラウド環境等で作成できない場合は、.htaccessを利用します。(詳細割愛) ※pearの場所は/usr/share/pearでなくても構いませんがpearに対してパスを通しておく必要があります。 ※上記内容は他のphpアプリケーションの存在を意識していません。他にもphpアプリケーションを使用する場合は、 include_pathの設定等、競合する設定に注意して下さい。 ※ver1.0.1から.htaccessが同梱されています。適宜修正するか、不要であれば削除して下さい。 1-4.Smarty、PHPMailer、tcpdf、phpexcelをセットアップ (※ver1.0.1から同梱していますので、より最新のバージョンを利用する要件が無ければ、何もしなくても構いません。) それぞれダウンロードし、PremierZと同じディレクトリに配置します。 ディレクトリ名は、それぞれ、 「Smarty」、「PHPMailer」、「tcpdf」「phpexcel」とします。 ディレクトリ名が異なると正常に起動しません。 動作が確認されている最新バージョンは以下の通りです。 Smarty 3.1.8 PHPMailer 5.0.0 tcpdf 5.9.149 phpexcel 1.7.7 1-5. pearモジュールのインストール (※ver1.0.1から同梱していますので、より最新のバージョンを利用する要件が無ければ、何もしなくても構いません。) 下記コマンドを実行し、必要なpearのモジュールをインストールします。 pear install -f Net_UserAgent_Mobile pear install -f DB pear install -f Auth pear install -f Console_Getargs pear install -f XML_RPC pear install -f XML_Util 2. プログラム配置 ソースをPHP設定のiniファイルに指定したディレクトリに展開 template_cディレクトリの権限を777に設定する。 (SmartyからApacheのユーザを通して書き込みが行われる為。) uploadsディレクトリの権限を777に設定する。 (Excelインポート処理の際Apacheのユーザを通して書き込みが行われる為。) 3. データベース作成 Mysqlのrootユーザにて以下の処理を実行する。 ※DB名(ZP2となっている部分)、ユーザー名(zpuserとなっている部分)等はセットアップ時に指定しますので、変更して構いません。 CREATE DATABASE ZP2; grant all privileges on ZP2.* to zpuser@localhost identified by 'zpuser'; grant all privileges on * . * to zpuser@localhost with grant option max_queries_per_hour 0 max_connections_per_hour 0 max_updates_per_hour 0 max_user_connections 0 ; — 以下のスクリプトは特定のIPからの接続を許可します。外部のサーバから接続する必要がある場合は追加設定して下さい。 — grant all privileges on ZP2.* to zpuser@'172.16.1.254' identified by 'zpuser'; FLUSH PRIVILEGES; 4. セットアッププログラム実行 libディレクトリの権限を777に設定。 ※セットアップ中にファイルの書き込みを行う為です。 セットアッププログラム実行前の段階でlibディレクトリ内に「SpotValueOrg.php」が存在している場合、当該ファイルを削除してください。 https://[Webサーバのアドレス]/maintenance/setup/setup.html ※サブディレクトリ上に公開した場合は、上記URLを適宜変更して下さい。 各項目を入力し、「setup」ボタンをクリックする。 「セットアップが完了しました。」と表示されれば完了です。 libディレクトリの権限を元に戻す。 セットアップ後に使用できるユーザーは2名です。 (1)adminz システム管理者です。管理画面に入れます。一般サイトには入れません。 (2)セットアップ中に指定した管理者 データの管理者です。一般サイトのすべての機能が使えます。管理画面には入れません。 5. ログイン ・一般サイト https://[Webサーバのアドレス]/page/entrance.php ※サブディレクトリ上に公開した場合は、上記URLを適宜変更して下さい。 ユーザー名:[セットアップ時に指定した値] パスワード:test 利用会社コード:[セットアップ時に指定した値] ・管理サイト https://[Webサーバのアドレス]/maintenance/maintenance.php ※サブディレクトリ上に公開した場合は、上記URLを適宜変更して下さい。 ユーザー名:adminz パスワード:test 6. cron登録 shellディレクトリ配下にある、以下の4つのcronに登録します。 delay_check.sh mysqldump.sh delete_old_mysqldump.sh rotate_delaychecklog.sh 先ず、4つのファイルを適当な場所に移動し、環境に合わせてシェルを編集します。 ・delay_check.sh 遅延警告用のモジュールを起動するシェル。 出発、入店が予定時間に対して遅延している場合(デフォルト5分以上)警告メールを送信します。 警告メールが送信された場合、ログにその旨が記録されます。 現状delay_check.shはDATA_IDを識別していません。すべての利用会社に対して処理を実行します。 遅延警告メールを送信したくない場合は、ユーザー管理画面にて遅延警告を「通知しない」に設定します。 以下のパラメータを編集 logdir: ログが出力されるディレクトリ webhomedir: PremierZをインストールしたディレクトリ phpdir: PHPの実行ファイルが在るディレクトリ(which phpにて確認) ・rotate_delaychecklog.sh 遅延警告のログをバックアップし、10日前のものは圧縮ファイルに追加します。 圧縮ファイルは削除されませんので、手動で削除するか別途シェルの作成が必要です。 以下のパラメータを編集 logdir: delay_check.shで指定したログが出力されるディレクトリ ・mysqldump.sh MySQLのダンプファイルを取得します。 以下のパラメータを編集 logdir: ログが出力されるディレクトリ databasename: インストール時に指定したデータベース名 dbuser: データベースのユーザー名 dbpass: データベースユーザーのパスワード ・delete_old_mysqldump.sh 30日以上経過したMySQLのダンプファイルを削除します。 以下のパラメータを編集 logdir: mysqldump.shで指定したログが出力されるディレクトリ シェル内で指定したディレクトリが存在していない場合は、作成しておきます。 編集したシェルをcronに登録します。 例) 00 0 * * * sh /home/test/cron/mysqldump.sh > /dev/null 2>&1 0-55/5 * * * * sh /test/sato/cron/delay_check.sh > /dev/null 2>&1 05 0 * * * sh /home/test/cron/delete_old_mysqldump.sh > /dev/null 2>&1 00 0 * * * sh /home/test/cron/rotate_delaychecklog.sh > /dev/null 2>&1 この場合は、/home/test/cron/に配置しています。 補足 補-1. 利用会社について システム内の各データはDATA_IDというカラムによって色分けされます。 この色分け単位が利用会社単位となります。 各ユーザーが所属する利用会社のデータのみ見える仕組みになっています。 管理者と言えど他の利用会社のデータには手が出せません。 setup時に作成される利用会社とは別に管理画面から利用会社を増やせます。 — 以上 — |
この情報は以下の場所にも格納されています。
maintenance/setup/setup_doc.txt
必要な各種モジュールについて
集めるのが面倒という方は、以下のものを御利用下さい。
forZ_golden_pack.zip 22.2 MB