ここで指すプレースホルダーとは、入力フォームの記入欄に記述させる、入力値のヒントを示すテキストのことを言います。
SugarCRMでは、レコードビューの定義ファイルを編集することで、任意のテキストフィールドに対してこれらを設定することが出来ます。
スタジオにて各モジュールのレコードビューのレイアウトを変更した際、以下のファイルが生成されます。
custom\modules\[モジュール名]\clients\base\views\record\record.php
今回は、このファイルに対してカスタマイズを実施します。
このファイルには、レコードビューへ出力するフィールドの並び順などが連想配列で定義されています。
この配列の、プレースホルダーを設定したいフィールドの配列に対し、以下の定義を加えます。
'placeholder' => 'LBL_HELPTEXT_TEST_PH',
この「'LBL_HELPTEXT_TEST_PH'」ですが、
スタジオから、フィールド名以外のラベル定義を新規に作成できないため、
予め、以下のディレクトリに新規ファイルを作成するなどして、
新規にラベルを定義しています。
custom\Extension\modules\[モジュール名]\Ext\Language\ja_JP.ZenkPlaceholder.php
(上記ディレクトリ配下で、ファイル名は「ja_JP.****.php」の形式であればよい)
これらの作業実施後、管理メニューからクイックリペアを実施し、
対象モジュールのレコード作成画面を確認します。
このように、「ヘルプテキスト表示テスト」フィールドに、プレースホルダーに定義したテキストが表示されています。