月に1回のペースで息子を連れて動物園に行きます。行きつけの動物園、野毛山動物園に。上野動物園など大きめの動物園も楽しいのですが、その日に思い立ってフラっと行けて、昼食込みで2時間くらいの滞在で満足感が得られる手ごろさが気に入っています。しかも、FREE(無料)!OSSの精神に則ったオープンなところもまた良いのです。(こじつけです)
時間によっていろんな動物の食事風景を見れるのですが、先日はキリンの赤ちゃんの食事タイムを見ました。お母さんキリンの母乳が出ないらしく、子牛用の粉ミルクを与えています、との説明・・・。なんかおかしくないか?牛なんだから母親の文字通り「牛乳」を飲めばいいじゃない、子牛用の粉ミルクが存在する意味がわからん。と思っていたら、飼育員さんから説明が。結論から言うと子牛の口には母親の牛乳は一滴も入らないのだそうです。理由は、人間が全部飲んじゃうから。子牛用の粉ミルクはソフトクリームなど濃縮加工した乳製品を作る際に出る脱脂粉乳やヨーグルトを作った時に出る上澄み液(ホエーというらしい)を使って作った、なんちゃってミルク(飼育員さんがそう表現していた)なんだそうです。人間ってやつは!と人間であることを忘れて心の中で叫んだ休日の午後でした。
そして帰り道、そういえば保育園に通っていた頃、給食で脱脂粉乳を飲まされてた事を思い出し、子牛と同じものを飲まされていた事と、子牛の飲み物まで奪っていたことで、何とも言えない感情に・・・。とにかくみなさん、牛乳を飲むときは子牛たちに思いをはせて感謝していただきましょう。