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社名の由来問題

1.会社設立時に、全力でがんばります!という意味を込めて「ゼンリョク」という会社名にしようとしたが、ひねりが無いので「リョ」を抜いて「ゼンク」にした

2.行列などの前方を騎馬で進み、先導すること。また、その人。さきのり。さきばらい。先駆。という意味の「前駆」という言葉に由来し、新しい技術やサービス分野に先駆けとして取り組むベンチャー企業を目指そうという思いを込めて「ゼンク」とした

弊社の社名の由来はこの二つ。

1が創業当時の由来、2は創業後しばらくたって「これいいね」ということで作った由来です。

私の中では時と場合で使い分けたりしていたのですが、社員からは「それってその時の気分で決めてない?」というような突っ込みをもらうようになり、どちらかに統一しないといけない、という状況になっておりました。

1ヶ月ほど悩んだのですが、1を初代、2を二代目ということにして現在は二代目がゼンクの社名の由来ということにします。

考えてみればたまたま作ったいわば造語が後で別の意味を持っていて、それが社名の由来としていい感じになっているということはすごく幸運なことだと思いました。

その運を大切にしよう。

しかし、二代目となると三代目もあり得るか・・・

いやいや、三代目はない。

 

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口は災いのもと

ある大先輩がライトニングトークをやってくださいと急遽依頼を請けたときに「いや、私はそういうのダメなんで」と断っていました。

人前で話をすることがむしろうまい方なので、あとで理由を聞いてみたところその返しがなるほどと思い印象に残っています。

理由、余計なことをしゃべってしまうのが怖いから。

人前でしゃべるときには、事前にちゃんと準備する、その準備というのは何をしゃべるかではなく何をしゃべらないかを考えているのだそうです。

聴講者によっては変なことをしゃべってしまうとマイナスになることもある訳ですね。

ここのところしゃべり過ぎて失敗している感がある私としては改めてしみる言葉であります。

 

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ゼンク、11年目に入りました

振り返ってみると・・などと話し始めたら面白くもない昔話で終わってしまいそうなので未来の話をと思いました。

みなさんのご愛顧のおかげで10年もの長きにわたり会社を経営できたこと、心から感謝いたします。

「チャレンジ5」と銘打って次の10年の最初の年のスタートを切りました。

5つの事業で5億円の売上を3年後に達成しよう、ということです。最後が5年じゃないのでちょっとゴロが悪いですが。

「一生懸命」が私の座右の銘です、次の十年も変わらずこの言葉を胸に一歩一歩進んで参ります。

今後ともゼンクを何卒よろしくお願いいたします。

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144倍のイメージ

1/144と聞いて、ガンプラ?というリアクションが返ってくる人にはわかっていただけると思うのですが。

先日、お台場に行きました。そこで、”あれ”を見たわけです。子供のころ、本物ってどのくらいの大きさなんだろうとイメージしていました。ガンプラを眺めながら、この144倍・・・当時はイメージできなかったです。

それが、目の前に現れた。そのとき自分でも驚くほど感動しました。映画「グラン・トリノ」を見たときと同じくらい。

私は等身大のガンダムをイメージできませんでしたから、当然作ろうとも思わなかった訳ですが、これがイメージできて、作ってみようと思った人がいたわけですね。すばらしい。

イメージできるかどうか、というのが商売においても大切だなと感じます。これまで会社を経営してきましたがイメージできなかったことをやるとうまくいかなかったです。イメージできたこと、とりわけ直感的にイメージができたことほどうまくいっている気がします。

私は等身大のガンダムはイメージできませんでしたが、商売においては日々頭の中であれやこれやイメージしています。目下の一押しのイメージはゼンクをソリューションベンダとして自分たちの足でしっかり立たせること。

どういうことかというと

・・・・・

ガンダムネタで泣きそうになったことを言いたかっただけなのですが、このままだと何やら重たい領域に入っていきそうです。本ブログの趣旨に反するのでここで筆を止めようと思います。失礼しました。

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時間の体感速度

 

「今週はやけに長く感じるな」とか「年を取ると1年があっという間に終わる」とか聞きますよね。
あと嫌な事をやっていると長く感じるとか、好きな事をやっていると時間が過ぎるのが早い、ということもよく聞きます。
私にとってこの8年間は長かったのか、短かったのか・・・。長かったですね。いろいろありましたからようやくここまで来たという感じです。
我武者羅にやってきたので密度が濃い分、何となく過ぎたという時間があまりなく、そういう点でも長く感じるのかも知れません。
嫌な事ばかりだったから長く感じただけじゃないか、と言われるかもしれませんが、そうではないですね、辛いことはありましたが嫌だとは思わなかったです。自分が好きで始めたことなので嫌とか言ってると罰が当たります。
 
と、何のことかさっぱりわからないままここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。弊社がこの3月で8期を終了し4月から9期目に入りました。これにちなんだ投稿でございます。
期首のご挨拶として「早いもので」なのか「ようやく」なのか、書き始めのフレーズで悩んでいるうちに変な方向に行ってしまいました。時間の体感速度、google先生に聞いてみたらいろいろ出てきて驚きました。中には○○説みたいに仮説を立てて時間の体感速度について説明しようとしている人まで、こういう分野の学問もあるのか・・相対性理論説とか出てきはじめたので、私は深掘りするのやめておきます。
 
とにかく、来年で節目の10期目を迎える訳なのでそれに向けてしっかり準備していきます。
 
これまでゼンクをご支援いただいたみなさま、ありがとうございました。今年度も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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ほんまもんのはなし

昨年末に年男のブログを書いて、時間があればその2を書きますという感じで終わっていたのですが、結局書けず・・次回は12年後となります。言い訳じゃないんですが、昨年12月はバタバタしておりました。新部門設立のために急ピッチで準備をしておりましたので。ということで、新年から新たにSugarCRM事業部を立ち上げました。今年はSugarCRM=ゼンクと言っていただけるよう、しっかり取り組んで参りますので、今年も一年、みなさまの変わらぬご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます。

1月も中盤を過ぎたあたりで年初の挨拶というかなり間の抜けたスタートとなりましたが、今年1回目のブログなので仕事に関係があることを書いてみようかなと思います。

弊社はオープンソースソフトウェア(以下OSS)を事業の核に据えると企業方針にもうたっている訳なので、OSSに触れる機会は相対的に多いです。ソリューションを考える際にも、まずOSSで出来ないか、がスタートになります。しかし、このOSSというのは非常に奥が深く、いろいろな作法のようなものがあります。解釈の仕方、取り扱い方などが間違っているとOSSな方々から「わかってないな、けしからん」と言われる厳しい世界です。しかしどの世界でも商売となれば厳しい事には大差なく、正しく実績を積み重ねれば正当に評価される世界でもあり、そういうところが私がOSSを好きな理由のひとつでもあるのですが。

今回の年末年始のお休みは長かったですね。私も9連休という社会復帰に支障が出そうなほどのお休みをいただきました。おかげで立ち止まって考える時間がとれました。そんなふわーっとした中で、4年ほど前の京都での出来事を思い出しました。大叔父が行きつけの京都の鱧料理屋に行った時のこと。このお店は鱧料理の草分けで、いわゆる一見さんお断りというところです。食事は当然美味、時折顔を出すおかみさんの話も、さすが一流で私のような若造の新参者でも楽しい時間を過ごさせてもらいました。食事が終わって小休止しているとことで、お店のご主人が来てくれて、流れで厨房を見せてくれることになりました。厨房で鱧の裁き方や専用の骨切包丁などを見せてもらいました。その場で、ご主人が仰った言葉がすごく印象的でした。(以下、京都弁風に)「最近ほんまもんが減りましたな、料理でもカネのボールにカネの泡立て器使う人が平気でテレビとか出てますけど、あれはほんまもんやないですね」。意味が分からず尋ねてみると、カネ(鉄製)のボールにカネの泡立て器を使うと鉄臭くなってしまい、繊細な料理の風味が台無しになってしまうんだそうです。色味も変わってしまう。素材に拘っています!という人がこういうことをやっていると、ご主人から見ると「こいつ、ほんまもんやないな」となるのだそうです。ほんまもんは見るところが的を得ていて明快。要するに言っている事とやっていることが違うだろ!と言うことですね。「こいつ、ほんまもんやないな」と言われないように緊張感をもってOSSに取り組もう、と思う2013年の初めでした。

 

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year of the dragon

 Rat,Ox,Tiger,Hare,Dragon,Serpent,Horse,Sheep,Monkey,Cock,Dog,Boar。最近仕事に支障が出始めたので英語の勉強を本気でやらないといけないと思い、何かと英語に変換して無理やり単語を覚えるという戦略です。これ、何か分かりますよね。そう、十二支です。英語で書くとこうなるんですね。今年も残すところ1ヶ月足らずとなりました。そういえば今年って辰だったな、と思いだし今回のテーマにしてみました。年男なんです、私。今年一年を振り返ろうかなと思った時に、12年に1回だからついでにこれまでの年男yearで何があったのかも振り返ってみようと思いました。

 1976年(昭和51年)、この年もっとも大きな出来事は殆どの皆さんがロッキード事件と言うのではないでしょうか。細かい話はよく知りませんが、高度経済成長をけん引したカリスマ総理が逮捕されるという事件ですね。カリスマと言えば中国のカリスマ指導者が亡くなったのもこの年なんですね。当時の中国が現在まで発展するとどのくらいの人が思っていたのでしょうか。調べた限りでは全体的に暗いニュースが多い感じです。そんな中、産まれた私。当然、そんな出来事は全く覚えていません。たぶん現在ゼロ歳の息子同様、周りの空気も読まず泣きまくっていた事でしょう。

 うちの息子も辰年であることが判明したので先に今年の出来事について。今年の大きな出来事と言えば、個人的にはウイルス性の結膜炎にかかって会社を1週間休んだことですね。さぞや電話とかメールとか社員からガンガン来るんだろうなと思っていましたが、ほぼ皆無。いやー素晴らしい会社だと我ながら思いました・・、とあまり言っていると「こっちは死ぬほど大変だったんだ!」という声が聞こえてきそうなのでこれくらいにしておきます。世の中的には真っ只中の衆議院選挙が大きな出来事なのでしょうが、政治の話をここでするのはやめておきます。

 今日はこのくらいでいいかなと思います、1988年と2000年はまた後日にします。年内に筆を取れればの話ですが。

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難しい言葉は使わない方がよい

 子供のころから、本を読むのが嫌いでした。「本を読んどかないと大人になって恥をかくよ」という親の忠告を華麗にスルーしながら大人になってしまいました。先日、メルマガ中のコラムを書いてほしいとのご依頼をいただき、何事も経験だと思ってチャレンジしました。依頼元の品位を損ねないようにと普段は使わないような言葉を使ったのが失敗でした。

誤:感謝の念が付きません

正:感謝の念が尽きません?

 感謝が付かないって「感謝してない」みたいじゃないか、と自分でつっこみを入れてしまいました。?にしているのは、そもそも「感謝の念が尽きません」という表現自体が正しくない可能性があるみたいだからです。(google先生曰く)辞書の文例では「感謝の念にたえません」が圧倒的に多いので、これが正解なのか・・。とにかく、普段使わないような言葉をかっこつけて使った自分が悪いのです。かっこつけたいのなら、それに見合った努力をしないといけない訳です、優れた文章を読む、そう読書です。親の言うこと聞いておけばよかった・・・。

 恥の上塗りですが、自分への戒めの意味で投稿したコラムが載ったメルマガのバックナンバーがこちらです。

該当箇所で冷笑しながらご覧ください。(冷笑って言葉の使い方は正しいのだろうか)

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牛乳のはなし

 月に1回のペースで息子を連れて動物園に行きます。行きつけの動物園、野毛山動物園に。上野動物園など大きめの動物園も楽しいのですが、その日に思い立ってフラっと行けて、昼食込みで2時間くらいの滞在で満足感が得られる手ごろさが気に入っています。しかも、FREE(無料)!OSSの精神に則ったオープンなところもまた良いのです。(こじつけです)

 時間によっていろんな動物の食事風景を見れるのですが、先日はキリンの赤ちゃんの食事タイムを見ました。お母さんキリンの母乳が出ないらしく、子牛用の粉ミルクを与えています、との説明・・・。なんかおかしくないか?牛なんだから母親の文字通り「牛乳」を飲めばいいじゃない、子牛用の粉ミルクが存在する意味がわからん。と思っていたら、飼育員さんから説明が。結論から言うと子牛の口には母親の牛乳は一滴も入らないのだそうです。理由は、人間が全部飲んじゃうから。子牛用の粉ミルクはソフトクリームなど濃縮加工した乳製品を作る際に出る脱脂粉乳やヨーグルトを作った時に出る上澄み液(ホエーというらしい)を使って作った、なんちゃってミルク(飼育員さんがそう表現していた)なんだそうです。人間ってやつは!と人間であることを忘れて心の中で叫んだ休日の午後でした。

 そして帰り道、そういえば保育園に通っていた頃、給食で脱脂粉乳を飲まされてた事を思い出し、子牛と同じものを飲まされていた事と、子牛の飲み物まで奪っていたことで、何とも言えない感情に・・・。とにかくみなさん、牛乳を飲むときは子牛たちに思いをはせて感謝していただきましょう。

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まどぎわ社長

 いきなりタイトルが正確ではありません。正確に言うと私は「社長」ではないのです。代表取締役であって代表取締役社長ではない。設立当時は名前で呼ばれていたのだが、いつ頃からか会社のトップが「マスダさん」じゃあ締まらんだろうという話になって「社長」ということなってしまいました。でも、前述のとおり組織的な役職は社長ではありません。

 なぜ、こんなにくどくどとこの話をするかというと、「社長」という呼ばれ方があまり気に入っていないからです。組織上、正確ではないということもありますし、どうせなら「代表」の方がよかったとか、いろいろ理由はありますが気に入っていない理由をうまく言えません。うまく言えないうちは、自分が経営者として未熟なのだと勝手にネガティブに考え、物思いにふけったりしていました。最近は、社長というのはニックネームだと、とりあえず自分を納得させました。また、暇になれば考えてみよう、と思います。

  あと、もう一つタイトルについて。なぜ、まどぎわなのか、どちらかというと「社長」の方ではなく、こっちの方が突っ込みどころでしょう。別に自虐ネタとかではなく、本当にまどぎわに自分の席があるのです。事務所の一番端、検証用のサーバたちが居並ぶスペースの長机が私のデスク。ここに座るようになってから、「社長」と呼ばれる回数が激減しました。みんな自分たちで考えて行動しているんだ、とポジティブに解釈しています。組織的にも個人的にも、すばらしい事です。

 ちなみに、私は落ちのある話をするのが苦手です。苦手というより出来ないと言った方が正しい。子供の頃から友達に「お前はおもしろない」と言われ続けてきました。そんな自分がブログなど書くというのは無謀です。ましてやコーポレートサイトにこんなゆるいテーマでブログなど書いてよいのか、とお叱りの声もあるかもしれません。しかし、やってみようと思います。限りなく寛容な心でこのブログをご覧いただけると幸いです。

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